【毛色に個体差がある鹿の毛皮】

Category : 狩猟:獣類の毛皮なめし

出来上がっておりましたメス鹿の毛皮2枚の、仕上げのヤスリ掛けが終了。
仕上げは200番くらいのヤスリで、表面をなめらかに削る作業です。
毛が目的なので80番くらいのヤスリを使った、荒削りだけでもいいんですけどね。
まぁやるなら徹底的に!ってことで、多少は毛皮っぽい滑らかさを出しています。

P1177280.jpg

ドライ方式でのなめしですので、荒削りは最低限の作業として必須。
皮の表面にこまかいなめし剤が付着していますので、それを落とす作業といってもいいでしょう。
あとは好みの問題ですから、ザラザラでも構わなければこれで完成というワケです。

ところでこの2枚の毛皮、よく見ると色合いに差があるのが分かります。
写真では中々、分かりづらいと思いますが、下の毛皮の方が茶色味が強いんです。
どちらも冬毛で模様が少ないのですが、個体差ってやつでしょうかね?

P1177281.jpg

下の毛皮を拡大してみました。
鹿らしい茶色味を帯びたダンカラー、茶褐色という表現がピッタリ。

一般的な鹿のイメージとしては、もっと茶色の色合いだとは思いますが。
ちなみに茶色い毛に白い斑点がまじるものは、夏場のものです。

P1177287.jpg

もう一枚の方は、うっすらと茶色がかったグレーの色合い。
まさにダークダンといったところ。

どちらもメス鹿のもので、個体の大きさもほぼ同一。
同じ時期に同じ場所で獲れたものですので、個体差と考えていいでしょう。

相手は自然の産物ですから、全く同じってワケじゃないんですね。
こうなってくるとマテリアルとしても、色別に別ける必要がありそうです。

P1177284.jpg

ちなみに艶具合も撮影。
毛を濡らさないドライ方式だからこそ、この艶を出すことが出来るんです。
毛を目的としたマテリアル用のなめしとしては、最高の手法でしょうね。






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プロフィール

牧 浩之

Author:牧 浩之
・職業:猟師・西洋毛鉤釣職人
 
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