【 鹿の毛皮をウェット式でなめし加工 】

Category : 狩猟:獣類の毛皮なめし

僕の場合、基本的に鹿の毛皮は、なめし液を使わないドライ方式でなめします。
毛鉤用の材料として加工しますので、毛質を出来るだけ本来の状態に留める必要がある。
ですので毛が塗れてしまわないよう、なめし剤を皮に塗るドライ方式でやるんです。

しかし、自然のものですから、毛の状態は常に最適というワケじゃありません。
換毛途中で毛が揃っていなかったり、アンダーファーが多かったり。
そういう場合は毛鉤用材料としては、中途半端なものになってしまいます。

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そこで、材料用に向かないものは、敷物や装飾用途として加工をします。
毛の質は毛鉤用材料ほどシビアではありませんので、ウェット式で加工を行います。
ウェット式の方が柔らかさも白さも出しやすいので、これらの用途にはウェット式のが最適。

鹿の毛皮は厚みがありますので、ホウ砂を補助材として入れています。
これでなめし剤の浸透が、より素早くなるというワケですね。

欠かせないのが、毎日の定期的な攪拌作業。
全体になめし剤が行き渡るよう、一日3回以上の攪拌を行っています。

P1010913.jpg

普段はこのように、空気に触れる面が出ないようしっかりと沈めておきます。
僕の場合はビニールを被せ、重しを乗せて空気に触れないようにしています。

毛が空気に触れていたりすると、そこにカビが発生するなどトラブルが起こることも。
まるで漬物でも作っているかのような感じです。
手間はかかるけれど、作業的には単純。
皮なめしは根気のいる作業です。





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テーマ: 狩猟・ハンティング
ジャンル: 趣味・実用

プロフィール

牧 浩之

Author:牧 浩之
・職業:猟師・西洋毛鉤釣職人
 
・狩猟の獲物は余すことなくできるだけ利用。羽や毛皮は仮剥製およびなめし加工をして、毛鉤用素材として販売しています。

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