【 鹿の気配薄まれば猪現る 】

Category : 狩猟:山野を駆け巡った軌跡

僕の猟場では年明けからしばらくは、鹿の気配が薄くなります。
理由は保護区との境目を走る国道にあるんです。
この国道、この周辺では有名な神宮へと向かう道。
そう、大晦日に初詣客が夜中に走るので、鹿が保護区から下りてこなくなるんです。
しばらくは警戒しているのか、1月末頃まで急に数が減るんです。

3~4日に1頭の捕獲が続いていた罠猟も、年が明けるとペースダウン。
それでも今年はいい方で、7日に1頭のペースが続いています。
その一方、チャンスが広がる獲物もいます。

鹿が通らなければ、罠を踏むのはアイツの可能性が高くなる。
いつもは鹿が先に掛かり、アイツは避けていく。
そんなアイツが久しぶりに顔を見せました。

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地面が荒れているものの、鹿の姿が見当たらない。
逃げられたかーと思うと、何か黒いものが動く。

どうやらワイヤーが絡まって、起き上がれなくなっているっぽい。
たまーにあるんですよ。
鹿が暴れてるうちにワイヤーが絡まり、寝たままの状態でじっとしていることが。

そう思って歩みを進めると、黒いヤツが走る。
ありゃ?もしかして?と近づいて見ると・・・

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背中のたてがみを逆立て、鼻で土を掘り返す猪がそこに。
今は猟銃を所持していますから、落ち着いて対処できる自分。
去年はどうやって止めようか、もうドキドキだったのが懐かしい。

急所に照準を定め、スラッグ弾を一発撃ち込む。
その場に倒れこむ猪。
鹿ならすぐにナイフを入れ血抜きを行います。
ですが相手は猪、まだまだ力が残っています。

噛み付かれないように様子を伺いながら、隙を見て胸元にナイフを一刺し。
心臓付近の太い血管を切り、一気に血抜きを行います。

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食肉として丁度いい大きさ、しかもメスですから肉質も上々。
僕の猟場では猪の脂乗りはイマイチですが、肉の旨みはかなり上質。
食べているものの違いだと思うんですけどね。
隣町だと脂は乗っていますが、肉質は並で硬さもほどほどです。

脂が好まれる猪ですが、僕はこの猟場の猪の味がたまらなく好き。
柔らかい上、噛むごとに肉の旨みがジワーッと口に広がります。
そこに程よい脂が広がり、何ともいえぬ幸福感が。

ウチの場合、捨てる場所がほとんど出ません。
なんせ骨までも、スープ用にキープしちゃいますからね。

メスなので尿を採取し、水で希釈してスプレーに保管。
これを罠付近に撒き散らしておくと、オス猪がかかりやすいとかどうとか。
信じるか信じないかはあなた次第。

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とりあえず解体しながら、端切れをストーブの上でこんがりと。
塩をふって口にほおばりながら、猪を堪能。

あ、もちろん外から見えないところでやりますよ。
先輩猟師に見つかったら、宴会始められちゃいますから(笑。





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プロフィール

牧 浩之

Author:牧 浩之
・職業:猟師・西洋毛鉤釣職人
 
・狩猟の獲物は余すことなくできるだけ利用。羽や毛皮は仮剥製およびなめし加工をして、毛鉤用素材として販売しています。

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