【 意図せぬ掛かり方をした鹿 】

Category : 狩猟:山野を駆け巡った軌跡

くくり罠では、最初の一歩目で罠を踏ませる。
なので足を括るのは、必ず前脚であること。

これは僕の中でのルールでもあり、わな猟の基本でもあると思う。
獲物が罠に気が付かずに、しっかりと足をつかせた証拠でもあるはず。

猟期中、僕は罠にかかった獲物を放獣することがある。
山にかけた罠で、意図せずに踏ませたもの。
ようするに偶然、後ろ足をくくってしまった個体だ。

P1013815.jpg

放してやるから暴れるなよ。
手をかざしそう言いながら、ゆっくりと鹿に近づく。
不思議なもので、こういう時は鹿と意思疎通ができているような気になる。

じっとするシカの足首カラワイヤーを外し、山から降りるなよと行ってその場を後にする。
けれど状況を把握していないのか、鹿はじっとこちらを見つめたまま。
見かねて、ほれ山へ帰れ。と尻を叩くと、あっというまに姿を消す。
猟期中、1~2回ほどこういう経験を必ずする。

狩猟と鳥獣駆除は別物だ。
猟期中、僕は禁猟中の収入面も考えながら、自分の手に終えるだけの獲物を狙う。
獲物を持て余すようなことは絶対にしたくはない。

駆除活動はそうもいかない。
どこでどれだけ獲ってくださいと依頼されれば、真剣に成果を出すように取り組まなければならない。
ワイワイと楽しく狩猟の延長のようにやるもんでもないと思う。
遊びでは決してない。

へたくそながらも、一定の成果を出し始めた3年目の猟期を過ごした。
4年目の猟期となった今季、ちょっと調子にのっているだけかもしれない。

僕の狩猟に偶然はいらない。
素直にそう思うようになった。

まぁ、ただのカッコつけなんだろうけどさ。







宮崎県に移住してからのことを一冊の本にしました。
仕事としての狩猟と毛鉤釣りに向き合いながらの日々をつづっています。
一人でも多くの方に読んで頂ければ幸いです。

山と河が僕の仕事場<フライの雑誌社>
山と河が僕の仕事場















● フライフィッシング用完成フライ & タイイングマテリアル
 H.M Favorite Flies

国産マテリアルを中心に、タイヤー目線で開発されたオリジナル品も。
国内フィールドで磨かれ上げたフライパターンも取り揃えています。
フライフィシイング用完成品フライのことならお任せください。


↓よろしければクリックしてランキング投票をお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ  にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ

テーマ: 狩猟・ハンティング
ジャンル: 趣味・実用

プロフィール

牧 浩之

Author:牧 浩之
・職業:猟師・西洋毛鉤釣職人
 
・狩猟の獲物は余すことなくできるだけ利用。羽や毛皮は仮剥製およびなめし加工をして、毛鉤用素材として販売しています。

・当ブログはリンクフリーですが、記事の引用等は無断転載はお断りしております。転載などありましたら一言いただけると嬉しいです。
 
・お気軽にメールください。釣場情報や加工技術等はお答えいたしておりません。生活が掛かっていますからご理解ください。獲物の肉の販売は致しておりません。
info@hm-favorite.com

Twitter
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク