【ゴイサギのクイル選別作業】

Category : 仕事:工房での作業風景

獣毛にせよ鳥羽にせよ、マテリアルは高い!なんてもう言えません。
獲るという一番最初の行動から、製品化するまでの作業をやるようになった。
一つ一つの作業は単純でも、とても大変な労力を要します。

今日はゴイサギを解体し、マテリアルへと加工する作業で一日終了。
まずクイルを翼から外していきますが、この時点で大変なんですよ。
クイルが割れたり痛んだりしないよう、根元を持って引っこ抜く。
そして左右で同じ配列のものがペアになるように、順番どおりに並べておきます。
そこからクイルの状態をチェックして選別していきます。

PC247150.jpg

機械で作ったわけではなく、あくまで自然に育ったもの。
こういった傷ものがあるのは、仕方ないことです。
このようにクイルが千切れてしまっているものは弾いていきます。
こういう規格外については、製品としては出しません。
使える部分がある場合は、工房で製作する毛鉤の材料に回ります。

PC247153.jpg

一見、素晴らしいクイル。
ですが途中で先端部が綺麗に切れちゃっています。
こういう状態のも弾きます。

海外製品を悪く言うつもりはありませんが、輸入品だと普通に製品化されるレベルです。
しいて言えば、もっとひどい状態のクイルだってパッケージされていることもあります。
ウチの工房ではこれらのように、明確な傷があるものは全て弾くのが方針。

PC247155.jpg

ある程度の選別が終わると、今度は蒸気を使ってクイルを整える作業。
蒸気を当てても先端が揃わないものが出てきます。
乾かすとよく分かりますが、クイル先端が極端に細くなっているのが原因。
無論、ウチではこの状態では製品化しません。

ちなみにほとんどのクイルは、同じ個体の左右で同一の配列をペアにしています。
ですので左右どちらかのクイルが痛んでいると、片方は良くてもペアにすることができません。

PC247159.jpg

なんだかんだで、これくらいの量に落ち着きます。
上2ケースがグレイヘロン、下1ケースがナイトヘロン、それぞれ3羽分です。
かなりの数が規格外として弾かれてしまいます。
天然ものゆえ、仕方ないと割り切るしかありません。
漏れたマテリアルは毛鉤の材料として工房の材料ケースへと運ばれるわけです。





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プロフィール

牧 浩之

Author:牧 浩之
・職業:猟師・西洋毛鉤釣職人
 
・狩猟の獲物は余すことなくできるだけ利用。羽や毛皮は仮剥製およびなめし加工をして、毛鉤用素材として販売しています。

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