【キュウシュウシカ 雄と雌の毛質の比較】

Category : 釣り:タイイングマテリアル

国産マテリアルとして市民権を得始めた、我が工房のキュウシュウシカのヘアマテリアル。
今期の猟期からは、オスとメスで区別をして、それぞれ別の商品としてお出ししています。

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パッっと見、同じものを2枚並べたような写真。
実は左がオス鹿で、右がメス鹿のボディヘアなんですね。

よーく見てみますとツヤと太さに違いがあるのが分かると思います。
同じキュウシュウシカでも、オスとメスでは毛質が異なってくるんですね。
実際にフライのウィングとして巻いてみると違いが歴然。

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これはメス鹿のボディヘア。
スレッドで絞るとフレアし、いい具合に広がりを見せます。
多くの方がイメージする鹿系のマテリアルに見られる特性ですね。

エルクヘアカディスやヘアウィングダンなど、ウィングを立てるパターンに向いています。
ヘア自体も細いので魚の食い弾きが少なく、より繊細なシルエットを出すことが可能。
#18といった小型サイズのフライウィングにも使えちゃう毛質です。

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そしてこれがオスのボディヘア。
メスと同様の手法でウィングとして巻きましたが、明らかな違いが見られます。
フレア度が低く広がりを抑えることが出来るので、ダウンウィング系のドライにもってこい。

ヘア自体がメスのものよりも太くツヤがあり、異なった質感を演出できます。
スティミュレイターやセデューサ、なんかにもいいですね。
広がりを抑えるダウンウィングであれば、より本物に近いカディスのシルエットが作り出せます。

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これはメスの毛。
フライをやっている人、特にエルクヘアを見慣れている人には細く見えると思います。
細いクセに中心の髄質が豊富なので、浮力が高いという優れもの。
皮質が薄いので浸水しやすいのですが、そこはフロータント処理で問題なし。

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こちらはオスのボディヘア。
太くツヤがあって、しっかりとしたヘアという印象ですね。
それでもエルクヘアと比べると、断然に細くてしなやかなヘアです。
もちろんエゾジカよりも細いです。

同じキュウシュウシカの毛でも、オスメスの違いでこれだけの差が生じます。
これを同じ商品として出すのは、あまりにもいただけませんね。
むしろこの差を活かして、タイイングするフライによって使い分けるべき。
とことんこだわっていけば、よりディープな世界がきっと。
ぜひぜひ使い分けてみてください。

詳細はこちら
・キュウシュウシカ ハインド(メス) ボディヘア
・キュウシュウシカ スタッグ(オス) ボディヘア





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プロフィール

牧 浩之

Author:牧 浩之
・職業:猟師・西洋毛鉤釣職人
 
・狩猟の獲物は余すことなくできるだけ利用。羽や毛皮は仮剥製およびなめし加工をして、毛鉤用素材として販売しています。

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